八王子市のギター教室「Music Studio Polku」の小俣です。
ギター選びの参考になるよう、代表的なメーカーの歴史、音の傾向、主なモデルを紹介します。
今回取り上げるのは、Les PaulやSG、ES-335で知られるGibsonです。

セットネック、短めのスケール、ハムバッカーピックアップを採用したモデルが多く、太く伸びのある音はロックやブルースを中心に長く使われてきました。
まずは映像から
Gibson TV公式による、ナッシュビルのGibson USA工場ツアーです。
木材加工、ネックの成形、バインディング、塗装、組み込みまで、多くの工程を通してギターが作られる様子を見ることができます。
Gibsonの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 1894年 |
| 創業者 | Orville Gibson |
| 本拠地 | アメリカ・テネシー州ナッシュビル |
| 主な製品 | エレキギター、アコースティックギター、ベース、マンドリン |
| 代表モデル | Les Paul、SG、ES-335、Flying V、Explorer |
Gibsonの歴史
Gibsonは1894年に創業し、当初はマンドリンやアーチトップ楽器の製作で発展しました。
1950年代にはLes Paulと共同開発したソリッドボディギターを発売。メイプルトップとマホガニーバックを組み合わせた厚いボディ、セットネック、2基のピックアップという構成は、その後のロックギターを代表する形になります。
1958年にはES-335、Flying V、Explorer、1961年には後にSGと呼ばれる薄型ダブルカッタウェイモデルが登場しました。ソリッド、セミアコ、フルアコの各分野に重要なモデルを持つメーカーです。
Gibsonギターの特徴
セットネック
ネックをボディへ接着する構造です。振動が滑らかにつながり、太い中音域と伸びのある音を作りやすい傾向があります。
24.75インチ前後のスケール
Fender系の25.5インチより短く、同じ弦なら張りを柔らかく感じやすくなります。
チョーキングやビブラートを行いやすい一方、強く弾く人は弦の太さや弦高の調整が重要です。
ハムバッカーの太い音
多くのモデルがハムバッカーを搭載します。
ノイズを抑えながら出力を得やすく、歪ませても厚みが残ります。
代表モデル
Les Paul
厚いボディとシングルカッタウェイを持つ代表モデルです。太い中低音、長いサステイン、密度のあるリード音が特徴です。
SG
薄く軽いボディと深いダブルカッタウェイを採用しています。Les Paulより高音域へ手が届きやすく、鋭い中音域を持ちます。
ES-335
中央にソリッドのブロックを持つセミアコ構造です。箱鳴りの柔らかさと、ソリッドギターの扱いやすさを組み合わせています。
Flying V/Explorer
1950年代に発表された先進的な形状のモデルです。見た目の強さだけでなく、ハードロックやメタルで使われる太いサウンドを備えます。
どんな人に合う?
Gibsonは、太いリード音、深い歪み、ブルースのビブラート、ロックのパワーコードを重視する人に向きます。
モデルによって重量とバランスが大きく異なります。Les Paulは重い個体が多く、SGは軽い一方でストラップ使用時のバランスを確認した方がよい場合があります。購入時は立奏と座奏の両方を試すのがおすすめです。
講師として見るGibson
短めのスケールとハムバッカーの組み合わせは、チョーキングやビブラートの表現を作りやすい反面、歪ませると不要な弦の響きも太くなります。
音の迫力を機材だけに任せず、左手と右手のミュートを整えることが重要です。弦を押さえる力が強すぎる場合も音程が上がりやすいため、必要最小限の力で弾く練習に向きます。
まとめ
Gibsonは、1894年から続くアメリカの楽器メーカーで、Les Paul、SG、ES-335など多くの定番モデルを生み出しました。
太い中音域、柔らかな弾き心地、長いサステインが魅力です。モデルごとの重量、ボディ構造、ネック形状を確認し、自分の演奏姿勢に合う一本を選ぶことが大切です。
参考情報
DAIJI OMATA

ギタリスト、音楽プロデューサー。
13歳でギターをはじめ、作詞作曲編曲を開始。
以後、バンド活動を経て、ギタリスト、音楽プロデューサー、作編曲家などの現役プロミュージシャンとして活動中。
東京都八王子市みなみ野にて、音楽教室を運営。
めじろ台・相原・片倉・北野・城山・鑓水・高尾・西八王子・橋本・相模原から通いやすい個人レッスンの教室です。


