“語るギター”への第一歩 ─ Kさんとブルースの日々

今月からレッスンをスタートされたKさん、
先日のレッスンではEのメジャーブルースを題材に、ギターソロのアプローチに取り組みました。

レッスンでギターを弾く男性生徒


ブルースやファンクに強い関心をお持ちで、初回からEのメジャーブルースに取り組み始めました。
ジョン・メイヤーやクリストーン・“キングフィッシュ”・イングラムなど、現代の名ギタリストをよく聴いているとのことで、その影響は演奏の随所に現れています。

特に印象的だったのは、音の間合いやニュアンスの出し方。
派手さではなく“間”を感じられるセンス、そして一音一音に込められた表情が初回から素晴らしく、聴いていて自然と引き込まれます。
アドリブのフレーズにも、既にブルースらしい“語り”が感じられました。

レッスンでギターを弾く男性生徒

この日は、Eのブルース進行に合わせて即興演奏を中心に進めました。
テクニック面では、速めとゆっくりめのヴィブラートを使い分けたり、基本的なチョーキング、さらにリズムを際立たせるためのチョップ奏法にも挑戦。
音の選び方だけでなく、弾き方そのものでもグルーヴや表現を深める練習となりました。

また、E7コードの中にある“3度”の音を狙うアプローチにも取り組みました。
コードに含まれるトーンを意識してソロを組み立てることで、より説得力あるフレーズが自然と生まれてきます。Kさんは初回からとても良い感覚を持っていて、音の抜き差しや余白の作り方に、すでにギタリストとしての個性が垣間見えました。

レッスンでギターを弾く男性生徒

次回以降は、ブルースの“度数”やコード構造を理解しながら、ターゲットトーンを狙ったソロアプローチにも進んでいく予定です。

この感性を大切にしながら、じっくりと“本物のブルース”を一緒に掘り下げていきましょう

DAIJI OMATA

講師の笑顔の写真

ギタリスト、音楽プロデューサー。

13歳でギターをはじめ、作詞作曲編曲を開始。

以後、バンド活動を経て、ギタリスト、音楽プロデューサー、作編曲家などの現役プロミュージシャンとして活動中。

東京都八王子市みなみ野にて、音楽教室を運営。
めじろ台・相原・片倉・北野・城山・鑓水・高尾・西八王子・橋本・相模原から通いやすい個人レッスンの教室です。

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